東映アニメーション株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:高木 勝裕、以下、東映アニメーション)は、未来のアニメーション作りを担う優秀なアニメーターを養成するため、短期集中・実践型アニメーター養成プログラム「東映アニメーション作画アカデミー」を設立、2023年4月より開講することをお知らせいたします。

第一線で活躍するトップアニメーターが指導を担当し、即戦力となるアニメーターを養成することを目指します。
本日、公式ホームページ(https://www.toei-anim.co.jp/academy/)を公開、受講者の募集を開始します。是非ご覧いただき、ご応募ください。

 
※2023年度の東映アニメーションのアニメーター新卒採用は実施いたしません。
東映アニメーション作画アカデミーでの研修および審査を経ての採用になります。

 【「東映アニメーション作画アカデミー」とは】
■第一線で活躍するトップアニメーターによる1年間の短期集中・実践型アニメーター養成プログラム
「東映アニメーション作画アカデミー」は、1年間の実習期間の中で、第一線で活躍するトップアニメーターが指導を担当し、即戦力となるアニメーターを養成する短期集中・実践型アニメーター養成プログラムです。
研修および審査を経て、合格者は東映アニメーションの契約社員アニメーターとして入社していただきます。

 ■設立の目的
昨今の世界的なアニメーション市場の急速な拡大、よりハイクオリティな作品の隆盛などの影響により、アニメーターへのニーズは質・量ともに高まり続け、人材確保は年々難しくなっています。

東映アニメーションは、1956年の創立以来60年以上にわたり、アニメーターをはじめとする多くの人材を育成・輩出してきました。また、1995年から2011年まで設置していた人材育成機関である「東映アニメーション研究所」では、広くアニメーション業界における技術の継承を行ってきました。
近年では、新卒採用によりアニメーターを社内で養成してきましたが、このたび、より短期集中で実践的に学ぶ養成プログラムとして「東映アニメーション作画アカデミー」を設立しました。
東映アニメーションのアニメーション作画のノウハウに加え、東映アニメーション社外のトップアニメーターの技術を融合し、即戦力となるアニメ―ターの養成を目指します。

■ポイント1:第一線で活躍するトップアニメーターによる、1年間の短期集中・実践的プログラム!
東映アニメーション作画アカデミーの所長を務めるのは、1981年に東映動画(現・東映アニメーション)入社、演出・プロデューサーなど40年の経験を持つ、梅澤 淳稔(執行役員 製作本部 製作部スーパーバイザー 兼IP・人材開発室長)。
講師陣には、東映アニメーションの社内アニメーターである井手 武生に加え、株式会社スタジオ・ライブ(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:神志那 弘志)から、神志那 弘志、板岡 錦、石井 舞、中野 繭子の4名が参加。
1年間の短期集中・実践的な指導を実施します。曜日ごとに変わる講師から様々な指導を受けることができます。

※株式会社スタジオ・ライブ(http://www.stlive.biz/
アニメーションの作画を主に行う会社として1976年に設立されました。
所属するアニメーターは原画・動画などのほか監督・作画監督・演出・脚本・キャラクターデザインなど各方面で活躍しています。

■ポイント2:受講者の志望・適性に合わせたカリキュラムと契約社員アニメーターへのキャリアパスを用意!
3ヶ月の動画研修でアニメーターとしての基礎を学びます。動画研修後の審査を経て、受講者それぞれの志望・適性に合わせて、原画コースと動画コースに分かれます。9ヶ月の実践的な研修でさらに技術を高めていきます。
※原画コース、動画コース在籍中に途中で志望変更することも可能です。
研修および審査を経て、合格者は東映アニメーションに契約社員アニメーターとして入社していただきます。

■ポイント3:作画技術の勉強に集中できる環境を提供!受講者を全力サポート!
受講料は全額免除。東映アニメーションが全額負担します。
さらに、受講者には別途、「奨励金」として月額15万円を支給します。
1年間の受講期間は作画技術の勉強に集中することができます。
※ただし、奨励金の支給・受講料免除については条件がございます。詳細は面談等において説明します。
※金銭面でのサポートに加え、講師陣と東映アニメーションのスタッフが受講者を全力サポート。

 【所長(東映アニメーション執行役員 梅澤 淳稔)からのメッセージ】
「自分の描いた絵が動いた!」これがアニメーターの最初の大きな喜びです。

そして、その絵が自分の手を離れ、大勢のスタッフの力と技と熱意が注がれて、絵に色彩が加わり、背景美術の舞台の上で、音楽に乗り、セリフを語るひとりのキャラクターとして視聴者に届きます。
その視聴者が喜んでくれた瞬間が、アニメーションに携わるすべての人々の感動の瞬間です。

アニメーターはキャラクターの絵を描くだけではありません。感情を表情と仕草で発出する役者でなければならず、レンズや露出、照明を選択する撮影技師でなければならず、画面構成を司る演出家でなければなりません。
それに加えて、昨今の日本のアニメーション業界は、【よりハイクオリティ】で、【より動かせる】ことが出来るアニメーターが求められています。

 東映アニメーションでは、そんなアニメーターを養成するべく、「東映アニメーション作画アカデミー」を設立しました。
このアカデミーでは、よりよい環境の中で、学費負担や生活面のサポートを受けつつ、現役アニメーターによる徹底した実践指導により、確実な技術を身につけた力強いアニメーターを養成します。

そして、【自分の描いた絵】が、【よりハイクオリティ】で、【より動かせる】作品となるために、我々の仲間として、視聴者に届けるスタッフの一員として活躍してくれることを願っています。

我々と一緒に力と技と熱意を注ぎ、感動を分かち合いましょう!

ご応募、心からお待ちしております。

 梅澤 淳稔(うめざわ あつとし)
▼プロフィール

1981年4月東映動画(現・東映アニメーション)の第1期研修生として入社。演出家として『GS美神』『ご近所物語』『神風怪盗ジャンヌ』などのタイトルでシリーズディレクターを務める。2003年プロデューサー転身。2007年『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』にて観客応援アイテム・ミラクルライトを、2009年「フレッシュプリキュア!」にてエンディング3DCGダンス映像を発案。以降、ミラクルライト、エンディング3DCGダンスは「プリキュア」シリーズに定着している。その後、製作管理部長、製作部長を経て、現在は執行役員 製作本部 製作部スーパーバイザー 兼IP・人材開発室長。新規IP研究開発チーム「PEROs」を統括するプロデューサーであり、「江戸×アイドル」の大娯楽活劇『洒落どる』をプロデュース、2022年5月20日公開の実写映画『ハケンアニメ!』(https://haken-anime.jp/)では、アニメーション監修を担当。

 【講師】
井手 武生(いで たけお)
▼プロフィール

1981年4月東映動画(現・東映アニメーション)の第1期研修生として入社。

 【主な作品】
『ドラゴンボールZ(作画監督)』『ドラゴンボールGT(作画監督)』『ドクタースランプ(作画監督)』
『ONE PIECE(作画監督)』『ドラゴンボール超(総作画監督)』『おしりたんてい(作画監督)』
『スーパードラゴンボールヒーローズ(作画監督)』

神志那 弘志(こうじな ひろし)
▼プロフィール

アニメクリエイター集団 株式会社スタジオ・ライブ 代表取締役 兼 アニメクリエイター。

【主な作品】
『シティーハンター’91 (キャラクターデザイン、総作画監督)』
『空想科学世界ガリバーボーイ (キャラクターデザイン、作画監督)』
『冒険遊記プラスターワールド (キャラクターデザイン、総作画監督)』
『牙-KIBA- (監督)』
『HUNTER×HUNTER (監督)』
『リョーマ! 新生劇場版テニスの王子様 (監督)』
『魔神英雄伝ワタル-七魂の龍神丸- (監督)』
『吸血鬼すぐ死ぬ (監督)』
 他、専門学校での講師を務め若手育成に力を入れている。

 板岡 錦(いたおか にしき)
▼プロフィール

スタジオ・ライブ所属アニメーター(東映アニメーション研究所出身)

 【 主な作品 】
『スマイルプリキュア !(原画)』以降すべてのプリキュアシリーズに原画あるいは作画監督として参加。
『ドキドキ!プリキュア 』以降はBANKの作画でも注目される。
『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(総作監、キャラクターデザイン)』

 石井 舞(いしい まい)
▼プロフィール

スタジオ・ライブ所属アニメーター (東映アニメーション研究所出身)

【主な作品】
『HUNTER×HUNTER (作画監督、原画)』
『うしおととら (作画監督、原画)』
『バック・アロウ (作画監督、原画)』
『吸血鬼すぐ死ぬ (総作監、作画監督、原画)』
『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(原画)』

 中野 繭子(なかの まゆこ)
▼プロフィール

スタジオ・ライブ所属アニメーター

 【主な作品】
『WWW.WORKING!! (キャラクターデザイン、総作画監督)』
『イナズマイレブン アレスの天秤 /オリオンの刻印 (キャラクターデザイン、総作画監督)』
『吸血鬼すぐ死ぬ (キャラクターデザイン、総作画監督)』

【東映アニメーション作画アカデミー概要・募集要項】
詳細は、東映アニメーション作画アカデミー公式ホームページ(https://www.toei-anim.co.jp/academy/)をご確認ください。
■概要

実習期間:2023年4月~2024年3月(1年間)
実習日時:毎週月曜~金曜 10:00~18:00
※土日祝、GW、夏季休暇、年末年始、その他会社指定日は休み。
※お昼休み等、休憩時間あり
実習場所:西武池袋線 大泉学園駅(注1)周辺  (注1)東映アニメーション 大泉スタジオ最寄り駅
※変更の可能性があります。
受講料:受講料は会社負担※奨励金として、月額15万円の支給あり。(ただし一定の条件があります)

■募集要項        
募集内容

現役のトップアニメーターによる講義・実習を通じて、現場で即通用する実力を身につけることができます。
実習期間終了後、試験に合格された方は東映アニメーションのアニメーター(有期契約社員)(※)として雇用します。

 ※参考
アニメーター(契約社員)
初任給 23万3,900円(住宅手当一律33,800円含)※2021年実績
諸手当有(住宅手当、通勤手当、家族給、時間外手当 等)
社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)、食事補助、保養所、共済会制度、 厚生貸付金、従業員持株会、育児・介護休職制度

募集人数:10名前後(予定)
応募資格:2023年3月に高等学校を卒業見込みの方(※2023年4月時点で在学予定の方はご応募いただけません)
または高等学校卒業~第二新卒(注2)までの方。
(注2)大学・専門学校卒業済みの方も応募いただけます。
※外国籍の方は、日常会話レベル以上の日本語能力を有している方、日本在住の方。
(授業等すべて日本語で実施します)

応募方法:応募締め切りまでに、下記指定課題を郵送してください。
応募締切:2022年7月29日(金曜日)※必着

提出書類
・履歴書(公式HP上のフォーマットを使用)
・課題  ※①指定課題、②ポートフォリオの両方を提出してください
①指定課題

■テーマ:「いろいろな遊具がある児童公園内で、小学4年生の男児3人、女児2人の5人の児童が楽しそうに何やら作戦会議をしている様子を描いてください。」
■フォーマット:B4用紙 1枚

 ②ポートフォリオ
■完成作品数点、ラフスケッチ数点
※全て紙でB4以内。事前にファイリングしてお送りください。
※CG作品不可、着色は自由です。
※完成の状態まで線を整えてください。
※作品は返却致しませんので、事前にコピーをお取りいただきご提出ください。
※あなたらしさや持ち味が最大限表現されている作品を送ってください。

送付先
〒178-8567 東京都練馬区東大泉2-10-5
東映アニメーション株式会社 東映アニメーション作画アカデミー 宛

 書類選考後のスケジュール(予定)
2022年8月中旬 実技試験・適性検査
2022年9月中旬 面接・合格発表
※選考スケジュールは変更の可能性もございます。詳細は応募者に改めて連絡いたします。

問い合わせ先
E-mail : academy@toei-anim.co.jp

注意事項
※未成年の方は合格後、親権者の承諾書が必要となります。
※本募集は採用求人ではございません。
※2023年度の東映アニメのアニメーター新卒採用は実施いたしません。
東映アニメーション作画アカデミーでの研修および審査を経ての採用になります。
 
【東映アニメーション株式会社について(https://www.toei-anim.co.jp/)】
日本最大のコンテンツ数を保有し、版権事業等の多面的な展開も手掛けるアニメ製作プロダクション。
1956年の創立から、数々の作品を製作し、製作本数は、劇場作品257本、テレビ作品228本、総話数にして約13,202話※という日本最大、世界有数のコンテンツ数を誇ります(※2021年9月末現在)。さらに、作品製作のみならず、版権事業等の多面的な展開も手掛けています。近年では、海外市場開拓や新たな映像表現にも注力しています。

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